腎移植
 

腎移植とは

当科における腎移植

大阪大学では1965年に第1例目の腎移植を行って以来、すでに900人を越える患者さんに腎移植を受けていただきました。さらに大阪急性期・総合医療センターや兵庫県立西宮病院等の関連施設を含めますと、約2,100名の患者さんに腎移植を受けていただいたことになります(2018年7月現在)。現在は1年につき大阪大学医学部附属病院で40件強、関連施設を全て含めますと約80件の腎移植を施行し、日本有数の移植症例数を誇ります。とくに大阪大学では消化器外科と連携し、膵腎同時移植や肝腎同時移植にも対応しております。可能な限り、小児患者さんから高齢者の方々まで、医学的に許容されるあらゆる患者さんに対応するようにしております。

これまで全国有数の腎移植施設として、日本のみならず世界に向けて数多くの情報や研究成果を発表してまいりました。これからも当施設が担っている役割、つまり腎移植による患者さんの利益を第一に考え、さらに新たな情報を発信できるように努力してまいります。

大阪大学における年代別腎移植症例数(2018年10月現在)

当科における移植時期別治療成績

治療薬や技術の進歩により、生体腎移植、献腎移植とも、極めて良好な成績が得られています。

生体腎移植

生存率
生体腎移植 生存率
凡例
年代 5年 10年 15年 20年
-1990 91% 85% 79% 73%
1991-2000 96% 90% 87% 83%
2001-2010 97% 92% 91% -
2011- 99% - - -
生着率
生体腎移植 生着率
凡例
年代 5年 10年 15年 20年
-1990 75% 58% 45% 37%
1991-2000 92% 83% 67% 62%
2001-2010 95% 89% 80% -
2011- 96% - - -

献腎移植

生存率
献腎移植 生存率
凡例
年代 5年 10年 15年 20年
-1990 83% 79% 76% 64%
1991-2000 91% 76% 72% 61%
2001-2010 100% 89% 89% -
2011- 100% - - -
生着率
献腎移植 生着率
凡例
年代 5年 10年 15年 20年
-1990 77% 65% 58% 54%
1991-2000 81% 71% 67% 51%
2001-2010 100% 88% 88% -
2011- 100% - - -
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